Azure AI Vision(Microsoft)

目次

Microsoftは、動画/画像解析AIのクラウドサービス「Azure AI Vision」を提供しています。

ここでは、サービスの特徴や機能、活用事例などを分かりやすく解説しているので、画像解析AIシステム開発を効率化したいSIer・AI事業者の皆様は参考にしてみてください。

アイキャッチ画像

Microsoftはどんな
画像解析AIを提供している?

Microsoft公式サイト
引用元:Microsoft公式サイト(https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/ai-services/ai-vision)

学習済のAIモデルを搭載している画像解析サービス

Microsoftは、画像や動画の解析に特化したクラウド型AIサービス「Azure AI Vision」を提供しています。OCR(光学的文字認識)、画像分析、顔認識、空間分析などの機能が搭載されており、機械学習の知識がなくても簡単にアプリへ組み込むことが可能です。

高精度な画像解析結果をリアルタイムで提供してくれる点が大きな魅力。最大30日間は無料で利用できるため、気になる方はまず操作感を試してみてください。

できることの幅を広げる
多彩な画像解析機能

Azure AI Visionの機能を活用すれば、画像内のテキスト抽出、画像内の対象物分類、キャプションの付与などが可能です。ビデオ分析機能は、ビデオストリームからほぼリアルタイムで情報を抽出できる機能。異常行動を検出したり、顧客分析を行ったりすることができます。

独自のラベル付きデータを利用したカスタマイズもお任せ。特定の業界や用途に合わせた画像解析AIモデルを構築すれば、より高精度な解析結果を得られます。

認識できる対象物が豊富なため幅広いシーンで活用可能

Azure AI Visionは、10,000種類以上の対象物(例:人、動物、建物、自然現象など)を認識できるため、幅広い業界で活用することができます。

アメリカのサーフィン競技の統括団体、税務サービス会社、企業の経営支援や財務アドバイスを行う会社、オンラインコミュニティのプラットフォームを運営する会社にサービスを提供するなど、実績もあります。

【まとめ】Azure AI Visionはどんな企業におすすめ?

他のAzureサービスを
利用している企業におすすめ

Azure AI Visionは、Microsoftが提供しているAzureクラウドプラットフォーム上で利用できるサービスの一つです。Azureアカウントがあれば、サーバー、ストレージ、ネットワーク、データベース、AIなどをクラウド上で一元管理できるほか、他のMicrosoftサービスともシームレスに連携することができます。

このため、他のAzureサービスを既に利用しているSIer・AI事業者の方々におすすめです。

また、当メディアではシステム開発の業界・目的別におすすめの画像解析AIを紹介しています。製造業、医業、金融業など、開発システムを活用する業界・目的によって、選ぶべき画像解析AIは変わってくるもの。自社の開発システムに合った画像解析AIを導入したいと考えているSIer・AI事業者の皆様は参考にしてみてください。

各製品・サービスをじっくり比較・検討したい方のために、画像解析AIを利用できる開発ツール・ソリューションを一覧掲載しているページもご用意しています。機能や料金の違いを知りたい方は、こちらも併せてご確認ください。

Azure AI Visionの
料金・価格表

2025年3月27日時点でAzure AI Visionの公式HPに掲載されていた価格(リージョン:東日本/通貨:日本円 (¥) JPY)の条件で表示された価格)を掲載しています。

これらは1USDあたり149.505JPYの為替レートで算出されたものであり、小数点以下は四捨五入しています。実際の価格はMicrosoftとの契約の種類、購入日、為替レートによって変動する場合があるのでご了承ください。

画像分析 Standard(S1)
Web/コンテナー

グループ1(タグ/人物検出/OCR等) 0~100万件未満:1,000件あたり150円
100万~1,000万件未満:1,000件あたり97円
1,000万~10,000万件未満:1,000件あたり90円
10,000万件以上:1,000件あたり60円
グループ2(キャプション等) 0~100万件未満:1,000件あたり224円
100万件以上:1,000件あたり90円

マルチモーダルの埋め込み
Standard(S1)
Web/コンテナー

テキスト埋め込み 1,000件あたり2円
画像の埋め込み 1,000件あたり15円

空間分析 Standard(S1)
Web/コンテナー

Edgeでの空間分析 1時間あたり2円

ビデオの取得 Standard
(S1)Web/コンテナー

インジェスト ビデオ1分あたり7円
クエリ クエリ1,000件あたり37円

コミットメント レベル
- Azure - S1

50万件まで 月56,064円(超過料金は1,000件につき112円)
200万件まで 月179,406円(超過料金は1,000件につき90円)
800万件まで 月627,921円(超過料金は1,000件につき79円)

コミットメント レベル
- 接続されたコンテナー - S1

50万件まで 月50,533円(超過料金は1,000件につき102円)
200万件まで 月161,465円(超過料金は1,000件につき81円)
800万件まで 月565,129円(超過料金は1,000件につき70円)

切断されたコンテナー

年2,400万件・月200万件まで 年間1,937,585円
年9,600万件・月800万件まで 年間6,781,547円
※すべて税不明。上記の他に無料で利用できる機能(Free (F0) - Web/コンテナー)もあります。

Azure AI Visionの
主な活用事例

USA Surfing
(スポーツ業界)

サーフィンのパフォーマンスを
高めつつ怪我を軽減

USA Surfingは、アメリカにあるサーフィン競技の統括団体で、サーフィンの普及や大会運営などを行っています。Azure AI Visionを導入した目的は、サーファーのパフォーマンスを向上させるため。

具体的には、サーファーの動きを撮影し、その動画をクラウド上にアップロードすると、体の各部位の動きを正確に測定・分析できる仕組みを構築しました。

分析結果はオーバーレイビデオファイルとして保存され、コーチ、医療スタッフやトレーニングスタッフなどに共有。これにより、客観的なデータに基づいた定量的なフィードバックをリアルタイムに提供できるようになりました。

Azure AI Visionの
提供会社情報

  • 会社名:日本マイクロソフト株式会社
  • 本社所在地:東京都港区港南2-16-3 品川グランドセントラルタワー
  • 電話番号:0120-54-2244
  • 公式HP:https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/ai-services/ai-vision

その他の画像解析AIの開発ツール一覧

Bind Vision(キヤノンITソリューションズ)

画像解析AIシステム開発で大きな工数を占めるWebシステム部分(ダッシュボード・データ送受信・認証・セキュリティ)をクラウドで丸ごと提供するプラットフォームです。SIer・AI事業者は自社開発のAIをAPI連携するだけで、周辺開発なしに商用レベルのシステムを構築可能。初期費用なし・月額3万円から利用でき、1か月間の無償トライアルにも対応しています。

Aivia(ライカマイクロシステムズ)

細胞生物学や神経科学分野の画像解析に特化した画像解析ソフトウェアです。専用アプリケーションと学習済みAIモデルが多数組み込まれており、論文発表までのスピード向上やコスト削減に貢献しています。

SyncLect Detection(ヘッドウォータース)

画像や動画を解析できるAIサービスです。WebカメラやIoTセンサーなどと合わせて、エッジコンピューティングカメラを提供。端末自体にAIシステムを搭載しており、データ送受信の工数を削減することができます。

その他の画像解析AI開発ツール
料金・機能で一覧比較

外観検査・監視・異常検知で失敗しないための
“映像・画像解析AI導入”ツール3選

画像や映像のデータをAIが認識・分析し、物体検出や異常検知などを自動で行う画像・映像解析AI。製造業をはじめDX化が進む業界で、 その注目度が徐々に高まってきています。どんな画像・映像解析AI開発ツールがあるのか、具体的に見ていきましょう。

ここでは、クラウドやオンプレミスなどのタイプ、料金、主な対応業界などの詳細情報を公式HPに掲載している画像解析AI開発ツール・プラットフォームをピックアップして比較します。

▼左右にスクロールできます▼
Bind Vision
(キヤノンITソリューションズ)
Bind Vision公式サイト
引用元:キヤノンITソリューションズ公式HP
(https://www.canon-its.co.jp/solution/industry/cross-industry/image-integration/bindvision/brand)
OPTiM AI Camera
Enterprise

(OPTiM)OPTiM AI Cameraシリーズ公式サイト
引用元:OPTiM AI Cameraシリーズ公式HP
(https://www.optim.co.jp/optim-ai-camera/)
オールインワン
AI画像解析パッケージ

(大塚商会)大塚商会公式サイト
引用元:大塚商会公式HP
(https://www.otsuka-shokai.co.jp/products/ai-iot/ai-camera-analysis/)
タイプクラウドオンプレミス/クラウド
(選択可)
オンプレミス
基本料金
  • 初期費用:なし
  • 基本プラン:3万円/月
  • 初期費用:66万円※1
  • 導入費:440万円
導入までの期間即時
(契約後すぐに使用可能)
最短約6週間
(公式HPに記載なし)
トライアル有り
(1か月無償で使用可能)

(公式HPに記載なし)

(公式HPに記載なし)
APIWeb APIでプログラムを
問わず、連携可能
 ※2
APIで既存アプリ、
システムとの連携が可能

(公式HPに記載なし)
主な対応業界製造業/防災事業者/自治体/農業・一次産業小売業/交通機関/医療業界建設業/小売業/製造業
【選定条件】
「画像解析AI開発ツール」とGoogle検索して上位表示されるAI開発ツール30社のうち、クラウドorオンプレミスでのプラットフォームを提供している製品をピックアップし、
公式HPに導入費用などの価格掲載があるソフトの情報を掲載しています。
※1.OPTim Edge Entryの場合、カメラ5台まで処理可能。
※2.煙検出AIの場合、1セット=45,000回/月の実行回数。
(2025年3月5日調査時点)
業界・目的別
画像解析AIのおすすめ3選

様々な画像解析AIのなかで、DX化実現のため大規模なシステム構築が求められる製造業、高度な解析精度が医療業界、セキュリティが重視される金融業界と3つの業界で目的に合うツールをピックアップしました。

大規模な検査・検知システムを
確立したい

Bind Vision
(キヤノンITソリューションズ)

Bind Visionのキャプチャ
引用元:キヤノンITソリューションズ公式HP
https://www.canon-its.co.jp/solution/industry/cross-industry/image-integration/bindvision/brand
  • 拡張性の高いプラットフォームで、用途・ライン別の分割運用、全体の統合管理が可能。カメラの増設にも柔軟に対応
  • 製造ラインの状況を一画面で俯瞰し、アラート通知で異常を即時検知。Web APIでスムーズなシステム連携を実現
専門的な画像を高い精度で
解析したい

Aivia
(ライカマイクロシステムズ)

Aiviaのキャプチャ
引用元:ライカマイクロシステムズ公式HP
https://www.leica-microsystems.com/jp/製品紹介/画像解析システム/p/aivia/
  • 生体組織に求められる2D~5Dの可視化と解析を実現。神経細胞や臓器構造の観察にも対応できる
  • 45種類以上の顕微鏡画像ファイルフォーマットに対応。様々な用途の研究用データなども無駄なく活用
セキュリティやリスク管理を
重視したい

Azure AI Vision
(日本マイクロソフト)

Azure AI Visionのキャプチャ
引用元:日本マイクロソフト公式HP
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/ai-services/ai-vision
  • Microsoftの高度なセキュリティ基準に基づいて設計。クラウド経由の取引にも対応が可能
  • 金融・保険の書類処理や自動データ抽出するOCR、オンライン本人確認機能を搭載。口座開設や本人確認業務を効率化
※情報は2025年3月5日調査時点