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IN Carta(モレキュラーデバイスジャパン)

目次

モレキュラーデバイスジャパンは、さまざまな生物学的画像を高精度に解析するAIソリューションを提供している会社です。ここでは、その核となる画像解析ソフトウェア「IN Carta」について、搭載されている機能の特徴や活用事例を調査しました。

画像解析AIシステム開発を効率化したいと考えているSIer・AI事業者の皆様は、ぜひ参考にしてみてください。

モレキュラー
デバイスジャパンは
どんな
画像解析AIを提供している?

生物学的画像の解析に
特化したソフトウェアを提供

モレキュラーデバイスジャパンは、生物学的画像の解析に特化した画像解析ソフトウェア「IN Carta」を提供しています。

ディープラーニングを利用する画像解析機能(SINAPモジュール)を搭載しており、顕微鏡で撮影した細胞や組織などの画像を自動的に見分け、対象を切り取ることが可能。色数が多い画像や立体的な3D画像などもスピーディーかつ詳細に解析することができます。

研究に専念できるよう
複雑な画像解析工程を自動化

IN Cartaでは、研究や実験の内容に合わせてプロトコル(手順書のようなもの)を作成することが可能。難しいパラメーター調整はAIが自動で行ってくれるので、画像解析の作業工数を大幅に短縮できるでしょう。

また、たくさんの試験サンプルを一度に解析する「バッチ解析」にも対応しており、多くの画像をまとめて処理することが可能です。

創薬スクリーニングや
再生医療研究の用途で活用

IN Cartaの特徴は、多様なサンプルに対応できる柔軟性と解析精度の高さです。国内外の製薬企業や大学研究機関、バイオテック企業などで導入実績が豊富。主な活用シーンは、高度な画像解析を必要とする創薬スクリーニングや再生医療研究などです。3D培養細胞やオルガノイドといった、近年注目されている先端研究への応用も期待されています。

【まとめ】IN Cartaは
どんな企業におすすめ?

生物学的分野の画像解析を
効率化したい企業におすすめ

IN Cartaは、ディープラーニングによる高度な画像解析技術により、細胞がたくさん重なっているような複雑な画像でも、各細胞を正確に見分けられるのが特徴です。

このため、病気の治療法や再生医療の研究を進めている施設・企業におすすめ。多くの試料や条件を一括分析して、研究開発の生産性を上げることができるでしょう。

また、当メディアではシステム開発の業界・目的別におすすめの画像解析AIを紹介しています。製造業、医業、金融業など、開発システムを活用する業界・目的によって、選ぶべき画像解析AIは変わってくるもの。自社の開発システムに合った画像解析AIを導入したいと考えているSIer・AI事業者の皆様は参考にしてみてください。

各製品・サービスをじっくり比較・検討したい方のために、画像解析AIを利用できる開発ツール・ソリューションを一覧掲載しているページもご用意しています。機能や料金の違いを知りたい方は、こちらも併せてご確認ください。

IN Cartaの料金・価格表

公式サイトに記載がありませんでした。

IN Cartaの主な活用事例

公式サイトに記載がありませんでした。

IN Cartaの提供会社情報

  • 会社名:モレキュラーデバイスジャパン株式会社
  • 本社所在地:東京都中央区日本橋馬喰町2-7-8 いちご日本橋イーストビル 7F
  • 電話番号:0120-993-656
  • 公式HP:https://www.moleculardevices.co.jp/products/cellular-imaging-systems/in-carta-image-analysis-software.html
業界・目的別
画像解析AIのおすすめ3選

様々な画像解析AIのなかで、DX化実現のため大規模なシステム構築が求められる製造業、高度な解析精度が医療業界、セキュリティが重視される金融業界と3つの業界で目的に合うツールをピックアップしました。

大規模な検査・検知システムを
確立したい

製造業

Bind Vision
(キヤノンITソリューションズ)

Bind Visionのキャプチャ
引用元:キヤノンITソリューションズ公式HP
https://www.canon-its.co.jp/solution/industry/cross-industry/image-integration/bindvision/brand
  • 拡張性の高いプラットフォームで、用途・ライン別の分割運用、全体の統合管理が可能。カメラの増設にも柔軟に対応
  • 製造ラインの状況を一画面で俯瞰し、アラート通知で異常を即時検知。Web APIでスムーズなシステム連携を実現
専門的な画像を高い精度で
解析したい

医療業界

Aivia
(ライカマイクロシステムズ)

Aiviaのキャプチャ
引用元:ライカマイクロシステムズ公式HP
https://www.leica-microsystems.com/jp/製品紹介/画像解析システム/p/aivia/
  • 生体組織に求められる2D~5Dの可視化と解析を実現。神経細胞や臓器構造の観察にも対応できる
  • 45種類以上の顕微鏡画像ファイルフォーマットに対応。様々な用途の研究用データなども無駄なく活用
セキュリティやリスク管理を
重視したい

金融業界

Azure AI Vision
(日本マイクロソフト)

Azure AI Visionのキャプチャ
引用元:日本マイクロソフト公式HP
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/ai-services/ai-vision
  • Microsoftの高度なセキュリティ基準に基づいて設計。クラウド経由の取引にも対応が可能
  • 金融・保険の書類処理や自動データ抽出するOCR、オンライン本人確認機能を搭載。口座開設や本人確認業務を効率化
※情報は2025年3月5日調査時点