Aivia(ライカマイクロシステムズ)

目次

ライカマイクロシステムズは、AI画像解析ソフトウェア「Aivia」を提供している会社です。

このページでは、Aiviaの仕組みやメリット、具体的な活用事例についてご紹介します。画像解析AIシステム開発を効率化したいと考えているSIer・AI事業者の皆様は参考にしてみてください。

ライカマイクロシステムズは
どんな画像解析AIを
提供している?

ライカ公式サイト
引用元:ライカ公式サイト(https://www.leica-microsystems.com/jp/製品紹介/画像解析システム/p/aivia/)

細胞生物学や神経科学分野の
画像解析に特化

ライカマイクロシステムズが提供する「Aivia」は、細胞生物学や神経科学分野の画像解析に特化している画像解析ソフトウェアです。

22種類の専用アプリケーションと20種類*の学習済みAIモデルが組み込まれており、平面だけでなく立体的な画像解析も行うことが可能。画像から細胞の輪郭を自動で見つけたり、細胞ごとの特徴を自動で判断したりすることができます。

論文発表までのスピード向上やコスト削減に役立つとして、国内外の研究機関で利用されています。

使用環境を使い分けられる
(ローカル・クラウド)

Aiviaは、場所や状況に応じた使い方ができるのが特徴。ローカルのパソコンにインストールして使用することも、Webブラウザ経由のクラウドサービスとして利用することもできます。

画像の読み込みから解析、結果の表示までの工程がAivia単体で簡潔するため、複数の画像処理ソフトや分析ツールを使い分ける必要がありません。45種類以上の顕微鏡画像ファイル形式に対応している点もポイントです。

初期費用を抑えられる
サブスクリプションプラン

Aiviaは規模や目的の異なるサブスクリプションプランを用意しています。

画像解析の基本機能をパッケージ化した「Aivia Go」、研究施設の画像解析に向いている「Aivia Elevate」、大規模な研究グループの画像解析に向いている「Aivia Apex」の3プランから、解析する画像の枚数や用途にあったプランを選ぶことが可能。サブスクリプション期間中は、技術サポートと無料アップデートが付いているので安心です。

【まとめ】Aiviaは
どんな企業におすすめ?

細胞生物学や神経科学分野の
を顧客に持つ企業におすすめ

Aiviaは、画像から自動で細胞の輪郭を見つけたり、細胞ごとの特徴を判断したりできるAI画像解析ソフトウェアです。このため製薬会社やバイオテクノロジー企業、大学病院、研究機関などを顧客に持つ企業におすすめです。

また、当メディアではシステム開発の業界・目的別におすすめの画像解析AIを紹介しています。製造業、医業、金融業など、開発システムを活用する業界・目的によって、選ぶべき画像解析AIは変わってくるもの。自社の開発システムに合った画像解析AIを導入したいと考えているSIer・AI事業者の皆様は参考にしてみてください。

各製品・サービスをじっくり比較・検討したい方のために、画像解析AIを利用できる開発ツール・ソリューションを一覧掲載しているページもご用意しています。機能や料金の違いを知りたい方は、こちらも併せてご確認ください。

Aiviaの料金・価格表

公式サイトで公開されていませんでした。

Aiviaの主な活用事例

公式サイトには、Aiviaの活用事例は掲載されていませんでした。

日本の大学や研究機関を調査したところ、九州大学大学院 農学研究院 研究教育支援センターの生物資源環境科学部門技術室にて、Aiviaが導入・活用されているようです。

Aiviaの提供会社情報

  • 会社名:ライカマイクロシステムズ株式会社
  • 本社所在地:東京都新宿区高田馬場1-29-9
  • 電話番号:03-6758-5656
  • 公式HP:https://www.leica-microsystems.com/jp/製品紹介/画像解析システム/p/aivia/
業界・目的別
画像解析AIのおすすめ3選

様々な画像解析AIのなかで、DX化実現のため大規模なシステム構築が求められる製造業、高度な解析精度が医療業界、セキュリティが重視される金融業界と3つの業界で目的に合うツールをピックアップしました。

大規模な検査・検知システムを
確立したい

製造業

Bind Vision
(キヤノンITソリューションズ)

Bind Visionのキャプチャ
引用元:キヤノンITソリューションズ公式HP
https://www.canon-its.co.jp/solution/industry/cross-industry/image-integration/bindvision/brand
  • 拡張性の高いプラットフォームで、用途・ライン別の分割運用、全体の統合管理が可能。カメラの増設にも柔軟に対応
  • 製造ラインの状況を一画面で俯瞰し、アラート通知で異常を即時検知。Web APIでスムーズなシステム連携を実現
専門的な画像を高い精度で
解析したい

医療業界

Aivia
(ライカマイクロシステムズ)

Aiviaのキャプチャ
引用元:ライカマイクロシステムズ公式HP
https://www.leica-microsystems.com/jp/製品紹介/画像解析システム/p/aivia/
  • 生体組織に求められる2D~5Dの可視化と解析を実現。神経細胞や臓器構造の観察にも対応できる
  • 45種類以上の顕微鏡画像ファイルフォーマットに対応。様々な用途の研究用データなども無駄なく活用
セキュリティやリスク管理を
重視したい

金融業界

Azure AI Vision
(日本マイクロソフト)

Azure AI Visionのキャプチャ
引用元:日本マイクロソフト公式HP
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/ai-services/ai-vision
  • Microsoftの高度なセキュリティ基準に基づいて設計。クラウド経由の取引にも対応が可能
  • 金融・保険の書類処理や自動データ抽出するOCR、オンライン本人確認機能を搭載。口座開設や本人確認業務を効率化
※情報は2025年3月5日調査時点