OPTiM AI Cameraシリーズ

目次

OPTiM AI Cameraシリーズは、ネットワークカメラとAI画像解析を組み合わせたシステムです。簡単かつ低コストに混雑状況の可視化や人流分析などを行うことができます。

ここでは、OPTiM AI Cameraシリーズの2つのパッケージについて、特長や料金情報を掲載しています。画像解析AIシステム開発を効率化したいと考えているSIer・AI事業者の皆様は参考にしてみてください。

OPTiM AI Cameraシリーズは
どんな画像解析AI?

OPTiM AI Cameraシリーズ公式サイト
引用元:OPTiM AI Cameraシリーズ公式サイト(https://www.optim.co.jp/optim-ai-camera/)

導入しやすい
パッケージプランを展開

OPTiM AI Cameraシリーズとは、既設のネットワークカメラを活用して、AI画像解析を行うシリーズ製品のこと。導入しやすいよう、用途別にパッケージ化しているのが特徴です。

安価かつ最短2日で導入できる「OPTiM AI Camera」と、より高度な解析・分析を実現する「OPTiM AI Camera Enterprise」を展開しています。

それぞれ利用できる機能や対象となる業種、価格帯などが大きく異なるため、予算や自社のサービスに合ったパッケージプランを選ぶとよいでしょう。

混雑状況解析に特化している
「OPTiM AI Camera」

OPTiM AI Cameraは、カメラで捉えた人の数や混雑状況をリアルタイムに可視化できるパッケージプランです。

匿名化技術を採用しているため、プライバシーに配慮しながら映像を公開することが可能。解析したデータを活用すれば、混雑緩和や顧客満足度向上を狙うこともできます。

最短2日で利用開始できる手軽さや、1アカウントあたり月3,278円(税込)というリーズナブルな価格帯も大きな魅力です。

解析の精度や品質を重視する
「OPTiM AI Camera Enterprise」

OPTiM AI Camera Enterpriseは、導入の手軽さよりも画像解析の精度や品質を重視したパッケージプランです。混雑検出だけでなく、侵入検知や長時間滞在者の特定、振り込め詐欺対策など幅広い機能を備えています。

300種類以上の学習済AIモデルが搭載されているため、画像解析AIシステム開発の工数を大幅に削減しながら、高い品質を実現できるでしょう。

クラウド型(SaaSモデル)、オンプレミス型(オンプレミスモデル)、タブレット型(for Retail)の3種類から、導入目的や作業環境に合った構成を選択することができます。

【まとめ】
OPTiM AI Cameraシリーズは
どんな企業におすすめ?

混雑状況解析システムを
開発したい企業におすすめ

OPTiM AI Cameraシリーズは、混雑状況解析特化型の安価なプランを設けているのが特徴です。このため、都市計画や観光施策、マーケティング戦略などのために混雑状況解析システムを開発したいSIer・AI事業者におすすめ。

まずはOPTiM AI Cameraを導入し、効果を感じたらOPTiM AI Camera Enterpriseへ移行するという選択肢もあるでしょう。

また、当メディアではシステム開発の業界・目的別におすすめの画像解析AIを紹介しています。製造業、医業、金融業など、開発システムを活用する業界・目的によって、選ぶべき画像解析AIは変わってくるもの。自社の開発システムに合った画像解析AIを導入したいと考えているSIer・AI事業者の皆様は参考にしてみてください。

各製品・サービスをじっくり比較・検討したい方のために、画像解析AIを利用できる開発ツール・ソリューションを一覧掲載しているページもご用意しています。機能や料金の違いを知りたい方は、こちらも併せてご確認ください。

OPTiM AI Cameraシリーズの
料金・価格表

パッケージプランごとに掲載しています。費用はすべて税込。月額費用には基本プランの料金のみ記載しており、オプション料金は記載しておりません。初期費用には、映像解析用のハードウェア本体とキッティング作業の費用が含まれています。

OPTiM AI Camera

初期費用 無料
月額費用 1ライセンスあたり3,278円
※APIコール回数5万回分/月を含む

OPTiM AI Camera
Enterprise(SaaSモデル)

初期費用 OPTiM Edge Entry:660,000円(カメラ最大5台処理)
OPTiM Edge Standard:880,000円(カメラ最大11台処理)
月額費用 カメラ1台あたり16,500円

OPTiM AI Camera Enterprise
(オンプレミスモデル)

初期費用 要見積もり
月額費用 要見積もり

OPTiM AI Camera
Enterprise(for Retail)

初期費用 880,000円(カメラ7台まで処理可能)
月額費用 タブレット1台あたり22,000円

OPTiM AI Cameraシリーズの
主な導入事例

大塚商会(イベント開催)

商談スペースの混雑状況を可視化

大塚商会は、毎年2月に「実践ソリューションフェア」という大規模なイベントを開催しており、商談コーナーの空き状況や混雑度を随時把握したいと考えていました。

椅子にセンサーを取り付ける施策を試したものの、レイアウト変更への対応やセンサー紛失などの課題があったため、OPTiM AI Cameraを導入。クラウド上で映像をAI解析して、来場者の混雑度を自動表示することにしました。

結果、匿名化技術により、プライバシーを守りながらリアルタイムで混雑状況を可視化することに成功。会場の来場者やスタッフは、ひと目で商談可能な場所を確認できるようになりました。

OPTiM AI Cameraシリーズの
提供会社情報

  • 会社名:株式会社オプティム
  • 本社所在地:東京都港区海岸1-2-20 汐留ビルディング18F
  • 電話番号:記載なし(問い合わせは公式HPのフォームから受付)
  • 公式HP:https://www.optim.co.jp/optim-ai-camera/
業界・目的別
画像解析AIのおすすめ3選

様々な画像解析AIのなかで、DX化実現のため大規模なシステム構築が求められる製造業、高度な解析精度が医療業界、セキュリティが重視される金融業界と3つの業界で目的に合うツールをピックアップしました。

大規模な検査・検知システムを
確立したい

製造業

Bind Vision
(キヤノンITソリューションズ)

Bind Visionのキャプチャ
引用元:キヤノンITソリューションズ公式HP
https://www.canon-its.co.jp/solution/industry/cross-industry/image-integration/bindvision/brand
  • 拡張性の高いプラットフォームで、用途・ライン別の分割運用、全体の統合管理が可能。カメラの増設にも柔軟に対応
  • 製造ラインの状況を一画面で俯瞰し、アラート通知で異常を即時検知。Web APIでスムーズなシステム連携を実現
専門的な画像を高い精度で
解析したい

医療業界

Aivia
(ライカマイクロシステムズ)

Aiviaのキャプチャ
引用元:ライカマイクロシステムズ公式HP
https://www.leica-microsystems.com/jp/製品紹介/画像解析システム/p/aivia/
  • 生体組織に求められる2D~5Dの可視化と解析を実現。神経細胞や臓器構造の観察にも対応できる
  • 45種類以上の顕微鏡画像ファイルフォーマットに対応。様々な用途の研究用データなども無駄なく活用
セキュリティやリスク管理を
重視したい

金融業界

Azure AI Vision
(日本マイクロソフト)

Azure AI Visionのキャプチャ
引用元:日本マイクロソフト公式HP
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/ai-services/ai-vision
  • Microsoftの高度なセキュリティ基準に基づいて設計。クラウド経由の取引にも対応が可能
  • 金融・保険の書類処理や自動データ抽出するOCR、オンライン本人確認機能を搭載。口座開設や本人確認業務を効率化
※情報は2025年3月5日調査時点