i-SERIES(ダイトロン)

目次

「i-SERIES」は、手元の画像を活用して、粒子・細胞の検出や外観検査に対応するAIモデルを簡単に構築できる、画像解析AIです。

このページでは「i-SERIES」の導入メリットや事例を詳しく解説しています。画像解析AIの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ダイトロンはどんな画像解析AIを提供している?

ダイトロン公式サイト
引用元:ダイトロン公式サイト(https://www.daitron.co.jp/products/i-series.html)

専門知識不要でAIモデルを
社内構築

ダイトロンの画像解析AI「i-SERIES」は、専門知識がなくても画像から対象物を検出・分類できるAIモデルの構築が可能です。

買取パッケージ型でインターネット環境も不要。購入後は月額料金などを気にせず、セキュリティ性が高い環境で好きなだけソフトを使用することができます。

わかりやすい操作で学習から評価まで完結

i-SERIESは、画像データを読み込み、AIが自動で対象物を解析。推論結果をクリックで修正するだけで学習データを強化できます。

学習→解析→評価の各ステップをわかりやすい画面操作で完結でき、専門的な操作は不要。繰り返し使うことで、モデルの精度も向上します。

外観検査から粒子の分類まで幅広く対応

i-SERIESは、製品の良品検査や外観検査、粒子・細胞の検出と分類、対象物のカウントや状態判別などに利用されています。既存の画像処理では難しい検出も対応可能。用途に応じたAIモデルを、手元の画像から自社内で構築することができます。

【まとめ】i-SERIESはどんな企業に
おすすめ?

専門家がいない現場や、
社内で試験的にAIを活用
したい企業におすすめ

i-SERIESは、数十枚程度の画像からAIモデルを構築できるサービスです。ボタンを押すだけで学習・再学習が可能。操作に迷わないシンプルな画面設計で、試行錯誤を重ねながら最適化が図れます。導入初期の負担も少ないため、小規模な検証から始めたい企業におすすめです。

また、当メディアではシステム開発の業界・目的別におすすめの画像解析AIを紹介しています。製造業、医業、金融業など、開発システムを活用する業界・目的によって、選ぶべき画像解析AIは変わってくるもの。自社の開発システムに合った画像解析AIを導入したいと考えているSIer・AI事業者の皆様は参考にしてみてください。

各製品・サービスをじっくり比較・検討したい方のために、画像解析AIを利用できる開発ツール・ソリューションを一覧掲載しているページもご用意しています。機能や料金の違いを知りたい方は、こちらも併せてご確認ください。

i-SERIESの料金・価格表

公式サイトで公開されていませんでした。

i-SERIESの主な活用事例

公式サイトで公開されていませんでした。

ダイトロンのその他のサービス

欠点画像分類AIソフトウェア β版

「欠点画像分類AIソフトウェアβ版」は、アダコテック社が検査装置で取得した欠点画像をAIが自動で分類するソフトウェアです。

このソフトウェアは、産総研の特許技術を活用することで、GPUを使わずに汎用PCで高速な学習と分類を可能にし、ピンホールやキズなどの多種多様な欠点を形状から高精度に識別します。

これにより、導入コストを抑えながら、既存の検査装置と組み合わせて使用することで、品質管理の効率化に貢献します。

画像処理アプリケーション Techview

Techviewは、ダイトロンが扱うノーコードの画像処理アプリケーション開発ソフトウェアで、プログラミングの知識がない人でも、直感的な操作で画像検査システムのアルゴリズム構築からUI作成までを簡単に行うことができ、開発時間の短縮とコスト削減に貢献します。

粉体・粒子解析AIソフト(AIPAS)bt-aipas-001

ダイトロンが提供する「粉体・粒子解析AIソフト(AIPAS)bt-aipas-001」は、200万個以上の粒子を学習したAIモデルにより、従来の解析では困難だった複雑な形状や密集した粒子を高精度に検出し、面積や円形度などの詳細な計測データを簡単な操作で取得できるオフラインソフトウェアです。

MENOU AI開発プラットフォーム

MENOU AI開発プラットフォームは、プログラミングやAIの専門知識がなくても、画像データの管理からAIモデルの構築、運用までをGUI上で完結できるノーコードの統合開発環境で、製造現場における画像検査の自動化を内製で推進します。

Visual Inspection Series

「Visual Inspection Series」は、AIとルールベースを組み合わせることで、少ない学習データでも高精度な外観検査を実現し、目視検査のばらつきをなくして品質管理の効率化と人手不足の解消に貢献するソフトウェアです。

Aurora Design Assistant

Aurora Design Assistantは、Zebra Technologies(旧Matrox Design Assistant)が提供するノーコードのAI開発支援ソフトウェアで、GUIによる直感的な操作でAIモデルの学習・評価を効率化し、専門知識がなくても高精度な外観検査AIを構築できます。

Aurora Imaging Library

Aurora Imaging Libraryは、マシンビジョンアプリケーション開発用のソフトウェア開発キット(SDK)で、画像処理、パターンマッチング、バーコード・OCRなど、多岐にわたるツールを豊富に提供し、高速・高精度な処理と柔軟なプラットフォーム対応により、開発効率を大幅に向上させます。

外観検査AI作成ツール AdaInspector® Cloud

AdaInspector® Cloudは、良品画像のみで学習し、形状の特徴を捉える独自のAI技術により、GPU不要で高速かつ高精度な外観検査AIモデルをノーコードで作成できるクラウドサービスです。

LuxFlux

LuxFluxは、ハイパースペクトルイメージング(HSI)技術に特化した産業用ソフトウェアで、肉眼では見えない物質の化学組成などをAIと機械学習を用いて可視化し、分類や測定を行うことで、製造ラインでの品質管理や研究開発に貢献します。

CvcApi/CvcWave/CvcCODEC

CvcApi、CvcWave、CvcCODECは、高速かつ高効率な可逆圧縮技術「Cvc方式」をベースにした一連の製品群で、それぞれ画像、アナログ波形、ハードウェアでのデータ圧縮に特化しており、データの劣化なく容量削減と処理速度向上を実現します。

i-SERIESの提供会社情報

  • 会社名:ダイトロン株式会社
  • 本社所在地:大阪府大阪市淀川区宮原4-6-11
  • 電話番号:06-6399-5041
  • 公式HP:https://www.daitron.co.jp/products/i-series.html
業界・目的別
画像解析AIのおすすめ3選

様々な画像解析AIのなかで、DX化実現のため大規模なシステム構築が求められる製造業、高度な解析精度が医療業界、セキュリティが重視される金融業界と3つの業界で目的に合うツールをピックアップしました。

大規模な検査・検知システムを
確立したい

製造業

Bind Vision
(キヤノンITソリューションズ)

Bind Visionのキャプチャ
引用元:キヤノンITソリューションズ公式HP
https://www.canon-its.co.jp/solution/industry/cross-industry/image-integration/bindvision/brand
  • 拡張性の高いプラットフォームで、用途・ライン別の分割運用、全体の統合管理が可能。カメラの増設にも柔軟に対応
  • 製造ラインの状況を一画面で俯瞰し、アラート通知で異常を即時検知。Web APIでスムーズなシステム連携を実現
専門的な画像を高い精度で
解析したい

医療業界

Aivia
(ライカマイクロシステムズ)

Aiviaのキャプチャ
引用元:ライカマイクロシステムズ公式HP
https://www.leica-microsystems.com/jp/製品紹介/画像解析システム/p/aivia/
  • 生体組織に求められる2D~5Dの可視化と解析を実現。神経細胞や臓器構造の観察にも対応できる
  • 45種類以上の顕微鏡画像ファイルフォーマットに対応。様々な用途の研究用データなども無駄なく活用
セキュリティやリスク管理を
重視したい

金融業界

Azure AI Vision
(日本マイクロソフト)

Azure AI Visionのキャプチャ
引用元:日本マイクロソフト公式HP
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/ai-services/ai-vision
  • Microsoftの高度なセキュリティ基準に基づいて設計。クラウド経由の取引にも対応が可能
  • 金融・保険の書類処理や自動データ抽出するOCR、オンライン本人確認機能を搭載。口座開設や本人確認業務を効率化
※情報は2025年3月5日調査時点