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SearchMaru(フューチャーアーティザン)

目次

「SearchMaru」は、ノーコードで検査モデルを作成・運用し、過検出や検出漏れを抑制する画像解析AIです。

ここでは「SearchMaru」のメリットや活用事例、料金情報について詳しく解説します。過検出や検出漏れといった課題を解決したいSIer・AI事業者は、ぜひ参考にしてください。

フューチャーアーティザンは
どんな画像解析AIを
提供している?

フューチャーアーティザン公式サイト
引用元:フューチャーアーティザン公式サイト(https://www.future-artisan.co.jp/service/solution/searchmaru)

不良の見逃しや過検出を
抑える高精度な画像解析

SearchMaruは、AIが自動で良否判定を行い、不良品の見逃しや過検出を抑制する画像解析AIサービスです。活用することで、製造工程の大幅な効率化を実現することが可能です。

大きな特徴は、ノーコードで誰でも検査条件を設定・変更できる点。ITに不慣れな現場でも即日運用できるため、従来のように外部ベンダーに依頼するコストや手間がかかりません。

シンプルな運用フローで
スムーズに導入・展開

SearchMaruの運用フローは非常にシンプルです。検査対象の画像を登録すると、AIがその画像を学習。学習済みモデルが現場での検査画像を解析し、不良品を自動で判定します。

不良とされた製品はライン上で自動分離されるため、人的ミスや見逃しの抑制が可能です。製造データ活用基盤と「YDC SONAR」と連携することで検査結果のフィードバックや不良原因も可視化することが可能。単なる検査ツールではなく、工程改善や歩留まり向上を支援する総合的なツールとして活用することができます。

製造業から防災分野まで、
幅広い現場で活躍

SearchMaruは、自動車部品の全数検査や液晶パネルの異物検出、金属加工における傷・打痕の判定など、さまざまな製造現場で活用されています。

防災分野では煙や水位の検知と組み合わせ、自治体や消防向けのAIソリューションとしても展開。現場の課題に応じて柔軟に適用できる点が特徴です。

【まとめ】SearchMaruはどんな企業に
おすすめ?

自社で検査運用を最適化
したい企業におすすめ

SearchMaruは、検査業務を自社で柔軟に運用・改善したい企業に適している画像解析AIサービスです。ノーコードで設定や変更が可能なため、外部ベンダーに依頼せずに現場主導で運用することが可能。クライアントへの提案力を高めたいSIerやAI開発事業者はもちろん、検査装置の自社開発を検討している企業も、運用コストを抑えながら高精度なシステムを実現できるでしょう。

防災AIとの連携により、煙や水位の異常を検知したい現場にもおすすめ。自治体や消防に提案を行っている技術商社や公共向けソリューションベンダーの方は、ぜひチェックしてみてください。

また、当メディアではシステム開発の業界・目的別におすすめの画像解析AIを紹介しています。製造業、医業、金融業など、開発システムを活用する業界・目的によって、選ぶべき画像解析AIは変わってくるもの。自社の開発システムに合った画像解析AIを導入したいと考えているSIer・AI事業者の皆様は参考にしてみてください。

各製品・サービスをじっくり比較・検討したい方のために、画像解析AIを利用できる開発ツール・ソリューションを一覧掲載しているページもご用意しています。機能や料金の違いを知りたい方は、こちらも併せてご確認ください。

SearchMaruの料金・価格表

公式サイトで公開されていませんでした。

SearchMaruの主な活用事例

自動車部品メーカー

作業の属人化を解消し、全数検査を
実現

作業員ごとの検査精度にバラつきがあり、過検出が頻発していたことから生産効率が低下。抜き取り検査が中心だったため、不良品が一定数出荷されるという課題もありました。

SearchMaruを導入したところ、全数検査の自動化が可能となり、検査精度が30%も改善。AIのデータ解析により不良の要因特定も可能となり、精度向上に繋がっています。

SearchMaruの提供会社情報

  • 会社名:フューチャーアーティザン株式会社
  • 本社所在地:東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー
  • 電話番号:03-5740-5759
  • 公式HP:https://www.future-artisan.co.jp/service/solution/searchmaru
業界・目的別
画像解析AIのおすすめ3選

様々な画像解析AIのなかで、DX化実現のため大規模なシステム構築が求められる製造業、高度な解析精度が医療業界、セキュリティが重視される金融業界と3つの業界で目的に合うツールをピックアップしました。

大規模な検査・検知システムを
確立したい

製造業

Bind Vision
(キヤノンITソリューションズ)

Bind Visionのキャプチャ
引用元:キヤノンITソリューションズ公式HP
https://www.canon-its.co.jp/solution/industry/cross-industry/image-integration/bindvision/brand
  • 拡張性の高いプラットフォームで、用途・ライン別の分割運用、全体の統合管理が可能。カメラの増設にも柔軟に対応
  • 製造ラインの状況を一画面で俯瞰し、アラート通知で異常を即時検知。Web APIでスムーズなシステム連携を実現
専門的な画像を高い精度で
解析したい

医療業界

Aivia
(ライカマイクロシステムズ)

Aiviaのキャプチャ
引用元:ライカマイクロシステムズ公式HP
https://www.leica-microsystems.com/jp/製品紹介/画像解析システム/p/aivia/
  • 生体組織に求められる2D~5Dの可視化と解析を実現。神経細胞や臓器構造の観察にも対応できる
  • 45種類以上の顕微鏡画像ファイルフォーマットに対応。様々な用途の研究用データなども無駄なく活用
セキュリティやリスク管理を
重視したい

金融業界

Azure AI Vision
(日本マイクロソフト)

Azure AI Visionのキャプチャ
引用元:日本マイクロソフト公式HP
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/ai-services/ai-vision
  • Microsoftの高度なセキュリティ基準に基づいて設計。クラウド経由の取引にも対応が可能
  • 金融・保険の書類処理や自動データ抽出するOCR、オンライン本人確認機能を搭載。口座開設や本人確認業務を効率化
※情報は2025年3月5日調査時点