このページでは、最新のPOSシステムやAIレジの導入事例を紹介します。どのような業界で、どんな目的で導入されているのか、得られた成果などもまとめています。
店舗のDX化やレジ業務の効率化を検討している方は、参考にしてください。
パン屋は70〜120種類もの商品があり、新人が名前と価格を覚えるのに1〜2ヶ月を要します。スタッフの入れ替わりが多い現場では教育負担が重く、即戦力化が難しいほか、レジ待ち行列や衛生面も課題でした。
独自の識別AIがトレイ上のパンを約1秒で一括認識し、新人でも1日の練習でベテランに近い速度でレジ打ちが可能です。入力時間の短縮で行列を解消し、売上増加につながりました。精算機の併用で衛生面も向上しています。
従来のセルフレジは顧客がスキャンする手間があり、コーヒーなどバーコードがない商品の会計処理が難しい状況でした。無人販売形式における正確な会計や、在庫ロス・不正の防止も懸念事項となっていました。
商品を置くだけでAIが認識するため、バーコードを探す手間がなくなりました。操作の簡単さから利用率も向上。また、会計時の画像記録により在庫管理の精度が上がり、不正抑止にも効果を発揮しています。
レジ要員の確保が困難なため、注力部門へ人員を回せないという慢性的な人手不足に悩んでいました。また、通常のセルフレジは設置面積を必要とするため、限られた店舗スペースの中で増設しにくい点も課題でした。
省スペースなカート型セルフレジを導入し、既存スペースを有効活用。顧客自身がスキャンするためレジ業務が軽減され、適切な人員配置が可能に。レジ待ちのストレスがなくなり、買上点数も向上しました。
既存の画像解析エンジンを活用し、カメラ映像から商品を識別する手法です。ゼロから開発するよりも期間を短縮できる点がメリットといえます。商品ごとの特徴を学習させる工程が必要ですが、効率的な開発が可能です。
汎用的なクラウドAIサービスを利用し、登録した商品画像をもとに識別モデルを構築する方法です。既存のPOSデータと紐付けることで、精度の高い会計処理を行えます。外部システムとの連携も比較的容易です。
店舗内の端末で直接画像処理を行う手法です。通信遅延を抑えてリアルタイムでの認識が可能になるため、混雑時のレジ待ち解消に役立ちます。高性能なハードウェアの選定と最適なチューニングが成功の鍵となります。
ここでは、クラウドやオンプレミスなどのタイプ、料金、主な対応業界などの詳細情報を公式HPに掲載している画像解析AI開発ツール・プラットフォームをピックアップして比較します。
| Bind Vision (キヤノンITソリューションズ)
引用元:キヤノンITソリューションズ公式HP (https://www.canon-its.co.jp/solution/industry/cross-industry/image-integration/bindvision/brand) |
OPTiM AI Camera Enterprise (OPTiM)
引用元:OPTiM AI Cameraシリーズ公式HP (https://www.optim.co.jp/optim-ai-camera/) |
オールインワン AI画像解析パッケージ (大塚商会)
引用元:大塚商会公式HP (https://www.otsuka-shokai.co.jp/products/ai-iot/ai-camera-analysis/) |
|
|---|---|---|---|
| タイプ | クラウド | オンプレミス/クラウド (選択可) | オンプレミス |
| 基本料金 |
|
|
|
| 導入までの期間 | 即時 (契約後すぐに使用可能) | 最短約6週間 | ― (公式HPに記載なし) |
| トライアル | 有り (1か月無償で使用可能) | ― (公式HPに記載なし) | ― (公式HPに記載なし) |
| API | Web APIでプログラムを 問わず、連携可能 ※2 | APIで既存アプリ、 システムとの連携が可能 | ― (公式HPに記載なし) |
| 主な対応業界 | 製造業/防災事業者/自治体 | 小売業/交通機関/医療業界 | 建設業/小売業/製造業 |
POSシステムやAI搭載レジは、慢性的な人手不足の解消や業務効率化を背景に、飲食店や小売店などさまざまな分野で導入が進んでいます。しかし、取り扱う商品や店舗のスペース、オペレーションによって適したシステムは異なります。
システムを効果的に活用するためには、多機能なものをそのまま当てはめるのではなく、「自店舗が抱える主な課題は何か」「現場スタッフが使いこなせるか」といった条件を丁寧に洗い出すことが重要です。
また、当メディアではシステム開発の業界・目的別におすすめの画像解析AIを紹介しています。製造業、医業、金融業など、開発システムを活用する業界・目的によって、選ぶべき画像解析AIは変わってくるもの。自社の開発システムに合った画像解析AIを導入したいと考えているSIer・AI事業者の皆様は参考にしてみてください。
各製品・サービスをじっくり比較・検討したい方のために、画像解析AIを利用できる開発ツール・ソリューションを一覧掲載しているページもご用意しています。機能や料金の違いを知りたい方は、こちらも併せてご確認ください。
様々な画像解析AIのなかで、DX化実現のため大規模なシステム構築が求められる製造業、高度な解析精度が医療業界、セキュリティが重視される金融業界と3つの業界で目的に合うツールをピックアップしました。
Bind Vision
(キヤノンITソリューションズ)
Aivia
(ライカマイクロシステムズ)
Azure AI Vision
(日本マイクロソフト)